「15分読書法」を試した正直な感想|自分には合わなかった理由
「人間の集中力は15分しか持たない。だから15分ごとに休憩を入れて読書すると効率が上がる」
ネットで読書の集中力について調べると、必ず出てくるのがこの「15分読書法」だ。
科学的根拠もあるし、有名な方法だし、「これなら良さそう」と思って実際に試してみた。
結論から正直に言う。私には合わなかった。
「15分読書法」とは?
人間の集中力は15分周期という研究に基づく読書法
15分読書法は、「人間の集中力は約15分周期で波がある」という脳科学の研究に基づいた読書法だ。
東京大学の池谷裕二教授の研究によると、人間の集中力には15分ごとの波(周期)があり、約15分を1つの単位として集中→弛緩を繰り返しているそうだ。
この研究から、「15分間集中して読書→休憩を挟んでまた15分」というサイクルで読むと効率が良い、と言われている。
やり方はシンプル
- タイマーを15分にセットする
- 15分間集中して読書する
- タイマーが鳴ったら中断し、15分間休憩する
- 休憩後、再び15分読書する
- これを繰り返す
理論的には合理的だし、15分なら気軽に始められそうだ。私もそう思って試してみた。
2〜3週間試した結果:3つの理由で止めた
①毎回タイマーをセットするのが面倒
まず地味にストレスだったのが、毎回タイマーをセットする手間だ。
たかが数秒の操作だが、読書するたびにスマホやタイマーを取り出して15分をセットするのは、思っていたよりも面倒だった。
読書って「さっと本を開いて読み始める」のが理想だと思う。そこにタイマーセットという一手間が入ることで、読書を始めるハードルが微妙に上がってしまった。
②15分の休憩が長すぎる
次に困ったのが、15分の休憩が長すぎることだ。
正直、読書の合間の休憩に15分もいらない。飲み物を飲んでちょっとぼーっとすれば十分で、せいぜい5分で終わる。残りの10分は何をすればいいのかわからなかった。
休憩が長すぎると、読書モードに戻るのにエネルギーがいる。5分で切り上げて読書に戻りたいのに「まだ休憩中だし…」と待っている時間がもったいなかった。
③良い感じで読んでいるときにタイマーが邪魔
これがいちばんの理由だ。
読書がノっているときの15分はあっという間で、やっと本の世界に入り込んだところでタイマーが鳴る。
集中が乗ってきたタイミングで強制的に中断されるのは、かなりフラストレーションが溜まる。せっかく良い感じで読めていたのに、タイマーのせいで流れが切れる。
読書中に「あと何分だろう」とチラッとタイマーを気にしている時点で、もう集中できていない。タイマーが集中を助けてくれるはずが、逆にタイマーに集中を奪われていた。
今のスタイル:時間制限なしで自分のペース
15分読書法を止めた後、今はどうしているかというと、時間的な制限はまったく設けていない。
疲れたら休憩して、また再開する。それだけだ。
休憩の長さも特に意識していないが、だいたい5分くらいだと思う。10分も休んでいない。何か飲み物を飲んでぼーっとして、また本に戻る。
自分のペースでやるのがいちばん合っている。
タイマーで区切るよりも、「疲れたな」と感じた自分の感覚を信じて休憩するほうが、読書のリズムが自然に回る。結局、自分の体のサインに従うのがいちばん効率がいいのだと思う。
15分読書法が向いている人・向いていない人
2〜3週間試してみて、向き不向きが見えてきた。
向いている人
- すぐに集中モードに入れる人
- 休憩からの切り替えが得意な人
- 長時間の読書で目や体が疲れやすく、こまめに休憩を挟みたい人
- ルーティンやルールがある方がやりやすい人
向いていない人
- 集中するまでに時間がかかるタイプ(私はこっち寄り)
- 没入してから一気に読みたい人
- タイマーや制限にストレスを感じる人
- 休憩中にスマホなどの誘惑に負けやすい人
【まとめ】有名な方法でも「合わない」はある
- 15分読書法は科学的根拠に基づいた方法だが、万人に合うわけではない
- 私は2〜3週間試して「タイマーが面倒」「休憩が長すぎ」「ノってるときに邪魔」の3つで止めた
- 今は時間制限なし。疲れたら休憩→再開の自分ペース
- 自分に合ったリズムを見つけるのがいちばん大事
ネットや本で紹介されている読書テクニックは、あくまで「多くの人に効果があった方法」であって、全員に合うものではない。
「試してみたけど合わなかった」。それは失敗ではなく、「自分には合わないとわかった」という収穫だ。
いろいろ試して、自分だけのベストな読書リズムを見つけてほしい。


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